ヘルペスをきちんと知ろう!

ヘルペスというと、恐い病気と思っている人もいるかも知れませんが、実はヘルペスはとても一般的で身近な疾患です。

全世界人口の半分が単純ヘルペスに感染していると言われています。

ヘルペスってなに?

ヘルペスはウイルスの一種です。一般的にヘルペスは3つあります。

・単純1型ヘルペスウイルス
・単純2型ヘルペスウイルス
・水痘・帯状疱疹ウイルス

単純1型は口唇ヘルペスと呼ばれてます。唇やその周辺にできる痛みをともなう水ぶくれです。

単純2型は性器ヘルペスと呼ばれ、性器やお尻の周囲にできる水ぶくれです。

水痘・帯状疱疹ウイルスは水疱瘡とか帯状疱疹を起こします。

感染経路は?

性器ヘルペスはセックスによって感染します。

セックスの相手の性器にヘルペスが(単純ヘルペス2型)が出ている時に感染するのが主な感染経路です。

また口唇ヘルペス(単純ヘルペス1型)が出ている時にはキスやオーラルセックスも避けましょう。感染の原因になります。

それ以外では、タオルにウイルスがついた場合や、便座にウイルスがついた場合などがあります。

通常、お風呂では感染しないと言われています。

症状/潜伏期

ヘルペスの症状は初感染の時と再発の時では症状が大きく違う場合が多いです。

初めて感染した場合は、ウイルスが感染してから4日〜10日程度の潜伏期間の後、発症します。

38度以上の発熱、患部にムズムズするような痛痒さを感じる、そして水ぶくれができます。この水ぶくれは2日程度でつぶれて、爛れたようになり広がっていきます。

 

女性の性器ヘルペスの場合、かなり強い痛みで排尿ができないと言う人もいます。

脚の付け根のリンパ節が腫れて痛みを感じます。

女性は膀胱や子宮までウイルスが冒す範囲が及びます。そしてウイルスは髄膜にまで及び髄膜炎を起こします。

 

しかし、多くの人は初感染は子供の頃にかかる水疱瘡の時だと言われています。

ワクチンもありますが、初感染のときは体に抗体がないので、症状がひどく出ます。

水疱瘡の時の症状はまさに上記の症状なのは、水疱瘡の原因がヘルペスウイルスだからです。

 

きちんと治療することで1週間程度でよくなります。

再発の可能性ですが、これは一度感染すると体内に抗体ができるので、軽症ですむことが多いです。

痛みはあまり強くなく、一般的には小さな水疱が数個程度できるくらいです。

検査方法

水疱の中の液を調べるとヘルペスウイルスがいるのでわかります。けれど、視診で充分判断がつきます。

潜伏期は初感染の時だけなのですが、初めて感染してから4日〜10日で症状が出ます。

その後ウイルスは体の奥に潜んでいて特に問題は起こしません。

疲労などで免疫力が下がった時に皮膚表面まで出てきて暴れだします。

これが再発です。

治療方法

初感染後に体内に潜むヘルペスウイルスはどうすることもできません。

風邪をひいたり、体が疲れていたり、生理前の時期などには免疫力で押さえ込まれていたウイルスが暴れることがあります。

この時はウイルスの増殖を抑えたり、症状を抑えるために抗ウイルス薬を内服したり塗ったりします。

また、現在では再発しにくくするための、再発抑制療法というものがあります。

これは頻繁に再発を繰り返す場合には有効です。

主治医に相談して投薬を受ける必要があります。

予防するには

通常は免疫力がウイルスを暴れるのを抑えているのですが、ストレスや疲労、風邪、生理など色々なきっかけで再発しやすい人もいます。

普段からできる予防としては、健康に気をつけて疲れをためない、睡眠をしっかりとる、などです。

多くの場合、初感染後は数年に一度とか大きく体調を崩した時などに再発する程度です。

それでも頻繁に再発を繰り返す場合には、再発抑制療法がありますから、主治医に相談して投薬を受けて下さい。

この再発抑制療法の対象となるのは、年に6回以上繰り返す患者です。