C型肝炎をきちんと知ろう!

C型肝炎はウイルス性肝炎の一種で、肝ガンの原因の大部分をしめる肝炎です。

C型肝炎ってなに?

C型肝炎はウイルス性肝炎の一つで、型肝炎ウイルスによって感染します。

かつてはウイルスが同定できなかったため、非A型非B型肝炎と呼ばれていました。

1989年に初めてC型肝炎としてウイルスが同定された比較的新しい肝炎です。

感染経路は?

C型肝炎は血液が主な感染経路です。

輸入の血液製剤や手術時の輸血による感染者が多く発生していました。

現在は輸血血液の検査体制が確立されたのでほとんど見られません。

代わって感染源となったのは、覚せい剤などの注射器のまわし打ちや、タトゥーマシンの針を使い捨てにしない、インクを取り替えないなどの不適切な管理による感染です。

母子感染や性行為での感染は稀です。

検査時期

C型肝炎ウイルスの潜伏期は平均して28日だと言われています。

感染が疑われる場合はその期間28日を過ぎて血液検査を行えば良いでしょう。

初期は感染しても自覚症状はほとんどありません。倦怠感や食欲不振などの症状が出る人もいますが、僅かです。

過去に輸血を受けたり、注射針の使いまわし、タトゥーなどをした経験がある人は血液検査で調べることができます。

C型肝炎は非常に長い年月を経て、肝炎、肝硬変、肝ガンへと移行してゆきます。

肝硬変が進んできて、初めて気付く人も少なくありません。

治療方法

抗ウイルス療法といって、インターフェロンを投与しますが、日本ではインターフェロンが効きにくい難治性1b型ウイルスが75%〜80%だといわれています。

抗ウイルス療法の予後が良くない場合などはグリチルリチンやウルソデオキシコール酸などで肝機能の改善を目指します。

C型肝炎ウイルスにはワクチンがないので、対処療法しかないのが現実です。ワクチン開発が待たれるところです。

慢性肝炎を発症した場合、約20年で肝硬変へと進展し、その後毎年7%〜8%の肝細胞がガン細胞に進展していきます。

予防するには

感染経路のほとんどが血液であることから、現在では輸血による新たな感染者はほとんどいません。

ただ、覚せい剤常用者による注射器のまわし打ちや、タトゥーマシーンの針を使い捨てにしないなどが原因で感染することがあるので、注意が必要です。

性的接触による感染は稀ですが、出血を伴うような性行為はコンドームを使用するべきです。