尖形コンジロームをきちんと知ろう!
尖形コンジロームは性感染症の一つで、近年では20代の感染者が増えていると言われています。
全国で約4万人の感染者がいると言われています。
尖形コンジロームってなに?
尖形コンジロームは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚細胞に感染して起こる疾患です。
世界中で広く感染者が報告されている疾患で、日本では第5類感染症定点把握疾患に定められています。
全国900ヶ所の性感染症定点より毎月報告がなされています。
女性の場合、尖形コンジロームの原因ウイルスは子宮頚癌を起こすリスクが非常に高く90%とも言われています。
感染経路は?
セックスや感染部位への皮膚接触などで感染します。
症状と潜伏期間
尖形コンジロームに感染すると、平均で約3ヶ月でイボが感染した部位にできます。紅色から褐色の先の尖った高さが2mm〜15mmくらいのイボです。
これは鶏の鶏冠状とかカリフラワー状などと表現されます。
中には軽いカユミを感じる場合もありますが、多くは痛みやカユミなどはありません。
このイボはどんどん増えていき、軽い接触でもイボが潰れて中の液が出ます。この液の中にはウイルスがいるので、液のついた部分も感染してしまいます。
イボの数が増えて崩れたイボから滲出液が出て爛れた状態になったり、その爛れた部分が二次感染を起こすと、患部から悪臭がするようになったりします。
イボは簡単に崩れて内容液がつくことでどんどん感染が広がるので、セックス以外にもタオルなどの共用も避けるべきです。
指についた場合は、すぐに丁寧に洗い流すことが重要です。
ウイルスがついたままの指で目などに触れると触れた部分から感染してしまいます。
尖形コンジロームの潜伏期間は長く、1ヶ月〜8ヶ月といわれています。
潜伏期間中はイボができないので、感染を知らずにセックスなどでうつしてしまう事が多いです。
平均的には3ヶ月前後で自覚症状としてのイボができるので、そこで気付く人が多いのです。
検査時期
典型的な尖形コンジロームは感染部が特徴的な鶏冠状やカリフラワー状の紅色〜褐色のイボができるので視診で判断できることが多いです。
子宮頸癌のリスクを高める型のウイルスの場合が多いので、その型を調べるために感染部の組織を取ってウイルスのDNA判定をします。
潜伏期は症状が出ないので、イボなどの皮膚症状が出ないと感染部の特定ができません。
治療方法
尖形コンジロームの治療は外科的治療と塗り薬が主になります。
外科的治療というのは、液体窒素、レーザー光線、などを用いて物理的にイボを取り除くことです。同時に尖圭コンジローム治療薬のクリームを患部に塗ります。
塗ったあとは手や指をよく洗うことが大切です。イボからの滲出液がついたところは感染してしまいます。
再発率も高いので、治療後も最低3ヶ月は経過観察を厳重にする必要があり、この間はセックスも控える必要があります。
妊婦が感染した場合には分娩までに治療をする必要があり、治癒前の分娩は新生児への感染の確率が非常に高いです。
現在ワクチンの開発が課題となっている疾患でもあります。
予防するには
尖圭コンジロームの予防にはコンドームが有効ですが、性器以外の皮膚にも病巣があるとその部位への接触でも移ってしまうので、自分や自分のセックスパートナーが感染がわかったら、一緒に受診して治療することです。
治療中と治療後経過観察の期間を含めて最低でも数ヶ月は性行為は避けることが望ましいです。











