HIV(エイズ)をきちんと知ろう!

エイズ(HIV)は性感染症の中でも比較的新しい性感染症です。

世界的に急激な広がりをみせています。

HIV(エイズ)ってなに?

HIVは後天性免疫不全症候群といい、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染でおこります。

このHIVウイルスを体外から排除することは現在のところできません。

HIVウイルスに感染することと、HIVを発症することは違います。

HIVウイルスに感染しても、適切な治療を受けることで発症を防ぐことができます。

そのためにも早期に感染を知ることは非常に大切です。

感染経路は?

HIVは精液、膣分泌液、血液、母乳、などを介して感染します。

感染経路は、感染者とのセックス、母子感染、血液感染です。セックスの場合は性器、肛門、口からなどです。

母子感染は妊婦を通して胎児に感染します。

母乳は感染している母親の母乳を授乳することで感染します。

血液感染は主にはHIVウイルスに感染しているヒトの血液が輸血を介して感染します。

妊婦が感染した場合は非常に高い確率で胎児も感染してしまいます。

その他には、感染している麻薬常用者などが注射器のまわし打ちや、タトゥーマシンなどの針の使いまわしで感染します。

症状/潜伏期

HIVは感染後、1週間程度の潜伏期で最初の症状が出ます。これは風邪の症状と似ているので、気付かない人がほとんどです。

発熱、喉の痛み、だるい、咳が出る、リンパ節が腫れるなどです。

しかし、この風邪のような症状も自覚する人は数パーセントの人でほとんどの場合は無症状です。

HIVの初期は自覚するような症状がほとんどありません。

免疫力もまだそれほど低下していないので、風邪のような症状もすぐに治ってしまいます。

この無症状の時期は体力の差により違いがありますが、平均で10年続くと言われています。

この時期の人を無症状の感染者といいます。(無症状キャリア)

他の性感染症のように特徴的な症状がないので無自覚でこの時期に他人にも移してしまうことが多いといわれます。

一定期間の無症状期が過ぎると、原因不明の下痢や急激な体重減少などで体力が低下してきます。

それに伴い免疫力が下がって、健康な人なら問題にならないようなカビや細菌に感染しやすくなり、感染すると重篤な状態になりやすくなります。HIVウイルスが増殖するということは、あらゆる感染症に対して免疫力が落ちるということになります。

最終的には重篤な感染症症状により命を落とす人もいます。

検査方法

検査のタイミングとしては、感染後8週間から12週間以上経つと、血液検査で正確な結果が出ると言われています。

心配のある人は保険所などで匿名で検査を受けることができ、プライバシーは保たれます。

保険所での検査を行いたくない方には検査キットを買って自分で検査をする事をおすすめします。

しかし、検査キットでの結果が陽性だった場合は、医療機関に相談し適切な治療を受けなくてはいけません。

治療方法

HIV(HIV)の治療には現在のところ、特効薬もワクチンもありません。早急な開発が待たれているところです。

けれども近年では医学の進歩により、HIVウイルスに感染していても発症を抑える薬で投薬治療をしながら長期間普通に生活できるようになってきています。

早期の検査と適切な治療薬での治療が最も重要です。

予防するには

体液や血液で感染するので、コンドームを使用することが非常に大事です。

今症状がないから、感染していないという保障はありません。相手が感染者かどうかわからない場合は最初から最後まできちんとコンドームを使うことがとても大事です。

最大の予防は、パートナー(配偶者や特定の相手)以外の不特定多数との性的接触をしないことです。